MRの仕事と目標

最近、大学生の就職活動において、医歯薬のMRが脚光を浴びつつあります。MRの正式な名称は「医薬情報担当者」と呼ばれていますが、基本的な仕事はほかの業界と同じく営業マンとして活躍することで、売り上げを伸ばして販売ノルマをこなすことです。お医者さんにできるだけ多く自社の製薬を処方してもらえれるように病院を訪問して、情報の提供を行ないます。頻繁に病院を訪問するため、専門知識の話に終始しているだけでは務まりません。接待を上手に使って、自社製薬を多く処方してもらえるよう工夫する必要があります。接待好きのお医者さんの担当になると、夜は飲食・休日はゴルフでつぶれてしまうこともあります。
営業ノルマは、外資系や国内の成長著しい制約会社では、高く設定される傾向があります。日本旧来型の年功序列制度や終身雇用制度が定着している伝統的な会社では、あまり激しいノルマはありません。従って、バリバリ働いて高収入を得たい人は、外資系や急成長の企業を選ぶと良いでしょう。MRの収入は高く、一千万を超える場合も珍しくありません。また、医歯薬のMRの日常業務は、クルマでの移動がが基本です。クルマで病院や診療所へ直行し、自宅への直帰も自由です。外資系の会社ではマイカーを使って行動することが多いので、月々使用手当が支給されます。
町のお医者さんへ診療時間終了間際に行くと、スーツ姿にかばんを抱えたMRと遭遇します。診察後のわずかな時間を使ってお医者さんと手際よく商談を進める才能が不可欠です。